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前回「106万円の壁・130万円の壁」に関するコラムを投稿しましたが、タイムリーに助成金情報が発表されました。
前回のコラムはこちら➡【106万円・130万円の壁とは?】
助成金としては、現在も厚生労働省が行っているキャリアアップ助成金へ組み込む予定とのことです。
こちらのキャリアアップ助成金には、「正社員化コース」「賃金規定等改定コース」「賃金規定等共通化コース」「賞与・退職金制度導入コース」「短時間労働者労働時間延長コース」があります。
内容として似ていそうなのは、「短時間労働者労働時間延長コース」なのですが、こちらのコースに手を加えて変更するのか、新たなコースを設けるのかはまだ分かりません。
ちなみに、短時間労働者労働時間延長コースというのは以下が概要です。
雇用する有期雇用労働者等について、週所定労働時間を延長することにより当該有期雇用労働者等を新たに社会保険の被保険者とした場合に助成する。
①週所定労働時間を3時間以上延長し、新たに社会保険に適用した場合の1人あたりの助成額 中小企業 23万7,000円 大企業 17万8,000円 ②労働者の手取り収入が減少しないように週所定労働時間を延長し新たに社会保険に適用した場合の1人あたりの助成額
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政府の発表では、106万円の壁に対する助成額は最大1人50万円を予定しているとのことなので、上記の助成額よりのかなり金額が高くなるようです。
106万円を超えた場合、保険料が控除されて手取り額の減少が解消されるのは約125万円に達した場合になります。
その125万円まで賃上げに取り組んだり、労働時間の延長に取り組んだりした際に助成金が給付されるという事を想定しているそうです。
早ければ2024年に実施予定となっています。
現在、106万円の壁といわれる問題に直面しているのは101人以上の社会保険に加入する従業員がいる企業ですが、2024年10月からは51人以上に引き下げになります。
今後関わってくる企業も多くあるため、早急に対応をしていくようです。