労働保険

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2023.02.22   労働保険

令和5年4月から雇用保険料変更

弊事務所のホームページにご訪問いただきましてありがとうございます。

昨年の10月に雇用保険料が変更になっておりましたが、令和5年4月からも変更になることが決定しております。

4月以降保険料が変更になるので注意しましょう!

 

変更後の雇用保険料は?

令和5年3月までの雇用保険料率は以下となります。

では、令和5年4月以降の保険料はどうなるのか。

以下の表の通りになります。

労働者負担・事業主負担がともに1/1000上がっていますね。

どのくらい控除額が増えるのか

では、どのくらい控除額が変わるのか例でご説明します。

  例:月給30万円で一般の事業に勤めている場合

 

【令和5年3月までの控除額】

30万円×5/1000=1,500円

 

【令和5年4月以降の控除額】

30万円×6/1000=1,800円

 

つまり、例でいえば毎月300円控除額が増えるということになります。

給与額が30万円で固定だとすると、単純計算で年間3,600円控除額が増えます。

 

年間で計算すると多く感じますね…

事業主負担も増加

令和4年10月に事業主負担の増加がありましたが、令和5年4月からも増加します。

 

事業主負担も先ほどと同じ給与額の一例で見てみましょう。

 

【令和5年3月までの控除額】

30万円×8.5/1000=2,550円

 

【令和5年4月以降の控除額】

30万円×9.5/1000=,850円

 

30万円の社員が1名いる場合、労働者の控除額と同様に月300円・年間3,600円分の事業主負担が増加する見込みです。

 

令和5年4月からの雇用保険料率は、令和5年7月に提出する概算保険料を申告する際に使用しますので、計算を間違えないように気をつけましょう。

 

(概算保険料に関しては是非こちらの記事をご覧ください。)

雇用保険料の変更点に関してご紹介いたしました。概算保険料の申告や給与計算でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

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