お役立ちコラム

手待ち時間も労働時間?(労働時間の概念)   ( 2012.08.08 )

 一般に労働基準法上の労働時間とは、労働者が使用者の「指揮命令下」に置かれた時間だとされています(指揮命令下説)。これは、労働基準法の解釈によって客観的に定められるもので、当事者が決めるものではありません。

 これによると、労働者が労働契約に基づいて作業(仕事)をしている時間はもちろん、作業をしていなくても作業のために待機している時間(手待ち時間)も、使用者の指揮命令下にあるものとして、労働基準法上の労働時間であることはいうまでもないということになります。

 よく問題になるのは、始業前・終業後の準備・後片づけ等(更衣、体操、朝礼など)の時間ですが、これについては、それらの行為を「事業場内において行うことを労働者が義務付けられ、又はこれを余儀なくされた」ときは、指揮命令下に置かれたものとされます(三菱重工長崎造船所事件最判平12.3.9)。

 また仮眠時間のような不活動時間については、「労働からの解放が保障されていない場合」、あるいは「労働契約上の役務の提供が義務付けられていると評価される場合」は、使用者の指揮命令下にあるとされています(大星ビル管理事件最判平14.2.28)。

 これらの判断基準によって、労働時間とされた時間が、法定労働時間を超えている場合には、割増賃金の支払いが必要です。

高年齢雇用継続給付、育児休業給付等の支給限度額が変わります!

お役立ちコラムトップへ

ご相談・お問い合わせはお気軽にどうぞ

お気軽にご利用ください

  • 人材適性診断
  • スタート支援パック
  • 初回無料メール相談
  • 初回無料メール相談
  • 岡野社会保険労務士事務所ニュースレター 無料サンプル購読

業務内容

お役立ちコラム

事務所案内

  • 岡野社会保険労務士事務所
  • 所長:岡野 耕児
  • 〒154-0024
  • 東京都世田谷区三軒茶屋1-37-3 
    山本ビル901
  • 電話:03-6804-0193
  • FAX番号:03-6804-0193
  • 営業時間:9:00~18:00

事務所案内の詳細

お問い合わせフォーム